社員の温度差問題、社内イベントを成功させるには?

近年、長い不況により縮小気味だった社内イベントが徐々に再開されるようになりました!

企画(余興)に対する見解が賛否分かれる様々な世代の社員が混在し、社内イベント以前に“社内のつながり”に食傷気味な世代が増えています。
経営側の思いを発信し、社員が受け入れる場として社内イベントを活用したいと考える企業が増えていることも事実です。

この避けては通れない“温度差”問題を、どうクリアしていけばいいのでしょうか? 



「オリンピック」「ギネス」誰もが知っているキーワードで注目度アップした社内イベント事例

では実際、社員のイベント参加率を上げて、ベクトルの方向を整え且つモチベーションを上げるためには、どのような内容で構成するのが望ましいのでしょうか。

2018年、巷では平昌オリンピックの話題で持ち切りになっていた時期に、大阪にあるR社様は単なる功労表彰式ではなく、社員全員でギネス世界記録に挑戦する企画を行いたいと考えました。

そこにある経営側の思いは、「101%の力を出していこう」というもの。

担当になった社員は通常業務との並走の中で精度の高い内容にするために、大阪東成区にある株式会社オージャストに総合プロデュースを依頼しました。

まずはイベントの趣旨を共有、この企画を成功させるためプロの技を盛り込み計画を練りました。
実際に挑戦した認定内容は、子供の時に誰もが体験している「とび箱」を使用する記録でした。
5秒以内に次々ととび箱を跳ぶという単純な内容でしたが、正式なギネス認定委員に来場願い、本格的な記録挑戦に社員の気持ちはいやが上にも高まる企画でした。

この、誰もが知っている「飛び箱」と「ギネス」という共通項で社員全員が結ばれ、一致団結して記録更新に臨むことで、緊張感と高揚感、そして更新した際の達成感で1つになる構造が生まれます。
また、オリンピックスタイルの表彰式を行うことで、日常では味わうことのない空間に「参加して良かった」と満足感を得てもらえ、大変な盛り上がりを見せました。

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繰り返すことで持続させるモチベーション


イベントで得た高揚感と満足感を継続させ、“この会社で働いていて良かった”と感じ、社員それぞれが日々の業務の中でモチベーションを継続させるために必要なのは、 “頑張れば評価される”ことををリアルに認識できる環境ではないでしょうか。
  • 決して楽しいことばかりでは目標達成は叶わない
  • けれどクリアした先に達成感を味わえる状況が待っている
社内イベントの活用法は慰労の部分も勿論大きな役割ではありますが、コンセプトの設定や企画(余興)の内容によって、社員が高い志を維持、継続するための場として最大限活用できるメリットが大きいと言えます。
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今後、恒例行事開催において、社内だけではプロデュース力に乏しいと感じる企業は、プロの技に頼って社内イベント成功、ひいては社員のモチベーション維持を図ってみてもいいのではないでしょうか。